こんにちは、篠田法正です。

一人ではできないことを達成するために、他人の力を結集していくことをリーダーシップと言います。

そして、リーダーに必要なスキル、能力、姿勢として、多くの成功者たちがさまざまなことを言っています。

指示命令で人を動かすための決断行動力、知力、表現力、人間関係力などなど。

もちろん、その通りです。

人に動いてもらうためには、これらの力があったほうが良いのですが、最も必要なものは何でしょうか?

 

リーダーに最も必要な「求心力」

東洋に古くから伝わる帝王学、東洋史観(算命学)では、ズバリこう言い切っています。

リーダーに最も必要なのは、「求心力」である・・・

 

人を自分に惹きつけ続ける力だというのです。

 

いかに人を動かすかということを意識する西洋的なリーダーシップ論に慣れてしまった私たちには、

意外に感じるかもしれません。

 

 

ラグビーの日本代表監督だった故・平尾誠二さんは、こう言っています。

 

どうしてリーダーが、組織内のマネジメントに多大な時間と労力を割かれなければならないのか。

メンバーが、参画意識を持っていないからである。

「自分のチームだ」と思えないから、強制されなければ動かない、

だからリーダーは管理し、目指すべき方向に追い込んでいかなければならない。

 

しかし、管理され、強制されれば、ますますメンバーの参画意識は失われていく。

すると、ますます管理に時間と労力を割かざるを得ない。負のスパイラルだ。

 

リーダーが求心力を備えていればどうなるか。

メンバーが、そのリーダーのもとで仕事をすることを誇りに思えれば、どうだろうか。

 

明確なビジョンのもと、組織として目標を達成すべく、

メンバーそれぞれにそれなりの役割と責任を与えておくだけでよい。

別に毎日管理しなくても、メンバーは自ら「自分のチーム」のために考え、行動するのだ。

実践の場で考え続けてきた結論

おそらく平尾さんは、東洋史観を学んだわけではないと思いますが、

リーダーとしてどうあるべきかを実践の場で考え続けてきた結論が、

奇しくも「求心力」だということなのでしょう。

 

 

では、最もリーダーに必要とされる「求心力」は、どのように高めていけば良いのでしょうか。

 

次回、お話しましょう。

 

 

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