こんにちは、篠田法正です。

スポーツにおいて、よく聞かれる言葉に、

「記録よりも記憶に残る人」というものがあります。

 

記録的にはトップではないものの、いわゆるチャンスに強い人のことです。

そういう人は、まさに運気の強い人と言えます。

 

前回、運氣が強い状態として、4つの種類があるとお話ししました。

①たまたまのチャンスに恵まれる(突発的チャンス)
②求めているものと偶然の一致が起こる(シンクロニシティ)
③直観がひらめき、予感が当たる(インスピレーション)
④一見無関係な出来事の意味がつながる(コンステレーション)

 

これら4つの運気を強める方法について、

「陰陽五行論」の観点からお話ししていくことにします。

 

陰陽五行論は、東洋に4千年続いている理論で、

自然界の全ての事象を、木、火、土、金、水の5つの「氣」というエネルギーで捉えて考えるものです。

 

①突発的チャンス

今日は一つ目。「突発的チャンス」です。

これは、「たまたま発生するチャンスに恵まれている状態」です。

出合頭の衝突、グッドタイミングというようなものです。

 

例えば、サッカーのゴール前で多くのプレーヤーが入り乱れている中、

タイミングよく自分の前にボールが転がってきてシュートを決めてヒーローになった

 

あるいは、

駅のホームで落ちていたハンカチを拾ってあげたら、落とし主の女性と恋に落ちた

 

などのようなことが起こるようになると、運氣が強いと言えます。

 

 

では、この「突発的チャンスが起こる」という運氣を強めるにはどうしたらいいでしょうか?

それまでと無関係な現象をもたらす「金」のエネルギー

突発的と言えるような、

それまでと無関係な現象をもたらす運氣は、

陰陽五行論でいうと「金」にあたります。

 

刃物や鉄砲などになる「金」のキーワードは、攻撃、変化、行動、解決などです。

「土」の行動をとり、「金」を意識する

そして、「金」を強めるのは「土」です。

 

土の中から金鉱石などの岩や金属が生まれてきます。

「土生金(どしょうきん)と呼ばれます。

 

「土」のキーワードは、現実、今・ここ・自分、準備、蓄積などです。

 

つまり、「突発的チャンスに恵まれる」という「金」の運氣を高めるためには、

「土」のキーワードの行動をとり、「金」のキーワードを意識すれば良いのです。

 

すなわち、

・日頃から自分の価値観や自分軸を明確にし、
・いつ、チャンスが来てもいいように準備・蓄積しておくこと。
・その上で、行動量を上げることです。

 

実際、成功者は準備と行動がしっかりできているのです。

たまたまの突発的チャンスを増やすには、準備をして行動量を上げる

ベストセラー作家のAさんは、まだ無名の頃、

あちらこちらの交流会、勉強会に、とにかくたくさん顔を出していたそうです。

 

ある時、たまたま交流会で出会った編集者さんが、

担当の特集記事をお願いした専門家が急病になってしまって困っていました。

 

Aさんは、その時、たまたまカバンの中に、

いつか本になったらいいなと思って書きためておいた原稿が入っていることを思い出しました。

「こんなのでよかったら、読んでみてください」

 

その原稿の面白さに惚れ込んだ編集者さんは、早速Aさんに記事をお願いすることになりました。

 

そのことが、後のベストセラー出版へとつながったそうです。

準備・蓄積と行動量がポイントだったわけです。

 

 

たまたまの突発的チャンスを増やすには、準備をして行動量を上げること。

 

家にこもって、「チャンス来ないかなあ」と嘆いていても仕方がないのです。

思いつきのことでも、無関係なことでもなんでもいいので、とにかく外に出て動くこと、人に会うことです。

 

さあ、あなたは、何を準備し、何を行動しますか?

 

 

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