こんにちは!篠田法正です。

やっぱり私は、理系人間だからなのか、単に、ちょっとひねくれているからなのか、

世間で、誰かが、ワケ知り顔で、

「心理学では***と言われています」「脳科学で証明されています」

と言っていると、

「本当かな?」と疑ってしまいます。

 

科学で検証されたことでも、伝聞の伝聞で広がっていくうちに、意味が変わっていることがよくあるからです。

そんなとき私は、原著論文を探し出して、

もともと、どんな実験をして、どんな結論が得られたのか、確認することにしています。

 

 

以前、あるセミナーで、講師が、

「心理学では、人は、自分のためよりも誰かのためにという目的を持つと、成功する速度が高まると言われています」

というので、

「はて?」と思ってしまいました。

 

成功が早くなるって、どうやって検証するんだろう・・・。

 

早速、探してみました。

ありました!

 

テキサス大学の心理学者 デビッド・イェーガー博士の2014年の論文です。

 

その実験では、2000人以上の標準的な成績の学生たちに次のような質問をしました。

(文章が面白いので、そのまま載せます)

 

ときに世界は不公平です。

それに対して人々は、ああすればいい、こうすればいいと口々に言います。

ある人は、飢餓のない世界を、ある人は、偏見のない世界を、そしてまたある人は、暴力や病気のない世界を望んでいます。

他にも多くの変化が望まれています。

世界をもっとよくするために、あなたはどんな方法があると思いますか?

 

そして、学生たちに、どうすれば社会的問題を解決できるか、そのために、何を学ぶべきか、小論文にまとめてもらったのです。

 

つまり、自然な形で、学生たちに、自分の利益のためではなく、社会をよくするためにという学習目的を持つように仕掛けたのです。

 

すると、その後、長期にわたり、学生たちの数学や化学の成績が有意に上がっていったのです。

驚いたことに、因数分解の練習や、化学反応式の計算など、

一見、目的とは無関係と思われる面倒な作業にも、勤勉に取り組むようになったというのです。

 

 

そして、結論。

 

人は、自己超越的な学習目的を持つと、明らかに成績が上がる。

 

自己超越的な目的というのは、

自分のためという自我意識を超えて、人のため、社会のためという高い次元の学習目的のことです。

 

なるほど〜、そういうことか!

成功ではなく、学習の速度か!

 

そういえば、以前、相談に来た若者が、

算命学で自分の宿命を知り、悩んでいる人のためにという「自分軸」を見つけたあと、

短期間で、難関の司法試験に見事合格した事例がありました。

 

算命学とコーチングで「自分軸」を見つけるミッションメンタリング®は、その人の「学習速度」を高める!

ということなのですね。

 

原著論文を読んでみて確信が得られました。

 

 

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