こんにちは!篠田法正です。
今日は、はじめに、ある恋愛物語です。
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OHさんとつきあっていたNa君は、ある日、Clさんに出会い、一目惚れです。
Clさんは、Na君の荒々しさに惹かれ、
当時つきあっていたHさんを捨てて、Na君のもとへと駆け落ちします。
二人は相思相愛、燃え上がり、NaClの夫婦となりました。
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「何のこっちゃ?」ですね。。
さて、はるか昔には、洋の東西を問わず、
この世の中は「精神」と「現実」から成り立つと考えられていました。
しかし、西洋は、デカルトの二元論以来、
「精神」は宗教に任せ、「現実」だけを扱うことで、自然科学を急速に発展させてきました。
私が長らく仕事として携わってきた化学の世界でも、
「現象」の説明に「精神」が入り込むことはありません。
水酸化ナトリウムNaOHと塩化水素HClを混ぜたときに何が起こるのかという説明に、
恋愛感情など、「精神」の説明は、一切、入らないのです。
まして、混ぜ合わせた溶液がけっこう熱くなっていくのは、
お互いが相思相愛だったからではなく、
単に、中和熱が101kJ出たから、と説明します。
しかし、このように「精神」と「現実」を切り離してきた西洋ですが、
近年、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」などのように、
「精神」が「現実」に与える影響について、すでに多くの成功者が語っています。
そして、
「現実を変えるには精神を変えなければならない」と説くのです。
そして、
それらの成功法則に対して、心理学や脳科学などが説明を試みているのが現状です。
一方、東洋では、「精神」と「現実」を切り離しませんでした。
東洋に古来伝わる“陰陽論”では、
「精神」は『陽』、
「現実」は『陰』とされ、
「成功するためには、どちらかにかたよることなくバランスが取れていることが必要」
とされています。
そして、私が研究している「算命学」では、
人の思い(想念)にも、「理屈」や「法則」があると考えます。
人の思いとはあやふやなものだとされていますが、
どういうときに
どんな思いが生まれるか、
それがどう変化していくのか
といったことは、ちゃんと理屈として説明することができる、ということなのです。
東洋の知恵、「算命学」を活用して、『真の自分軸』を確立すると、まず迷いがなくなります。
そして、自信、勇気、根気などの「精神」が高まります。
次に、実際の売上や生産性、人間関係などの「現実」が改善していくのです。
それはもう、面白いくらいに。