リアリティさんが「良い状態」の時は・・・、
現実的な思考をし、自分の体験したことや、得た知識をもとに行動します。
今、この瞬間を大切にして、コツコツ積み重ねて生きようとします。
急ぐことなく、怠けることなく、家族や身内、仲間を大切にして生活します。
地道で堅実な姿勢が、周囲からの信頼を得ることになります。
一方で、このリアリティさん
育った環境や周りの人間関係によって、悩みや不安を抱えることがあります。
現実的に考え、堅実に行動するので、成功までに時間がかかる傾向があり、
自分は何に向いているか迷ったり、
自分の蓄積してきた経験やスキルに氣づかずに
自己肯定感が下がってしまったりすることがあります。
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商社の経理部に勤めるKさんは、典型的なリアリティさんです。
着実な仕事ぶりと、細かい心配りで周囲からの好感度は高く、信頼を得ています。
ただ、Kさん自身の心の中には、いつもモヤモヤがあるようです。
他人が夢に向かって行動し、イキイキと成長している姿を見て
「私には、これという夢がないなあ」
「私は何をしたいのだろう、何が向いているのかな」
と考え込んでしまいます。
ある時、友人から「Kさんって、特徴がなくて地味だね」と言われて、ショックを受けてしまいます。
「夢を持ちたいなら、この自己啓発セミナーでも受けてみたら」と勧められたものの、
受講料の金額に驚き、ためらっていると、
「ケチなところあるね」と言われてしまい、ますます落ち込んでしまいました。
さて、算命学的にリアリティさんにアドバイスすることは、「無理に方向を決めなくて良い」です。
何をしようか、無理に方向を決めなくても良いのです。
それよりむしろ、何かしなければならないことが起こった時に備えて、
知識情報、お金、人脈を蓄積し、整理・整頓する。
いつでも対応できるように準備、訓練しておくようにすると良いでしょう。
そして、スキャンダルを抱えないこと、身綺麗にしておくことです。
実は、リアリティさんは「不安」がなくなったら良さが出ないと言われています。
不安になることで、準備力、蓄積力が高まるのです。
そして、自分に何が蓄積されているかにも氣づきにくいので、
周りの人に相談したり、愚痴を聞いてもらったりすることも必要です。
落ち込んでいたKさんを救ったのは、やはり友達でした。
Kさん自身も氣づかなかったKさんの才能に氣づき、
会社の仕事と両立できる副業として、ネットショップの開設を提案してくれたのです。
これまで集めていた小物やミニチュア作品を紹介・販売し、
整理術、節約術を教えるサイトは人気を博し、
Kさんはコツコツと事業を軌道に乗せていきました。
難しいサイトの構築や、事業立ち上げの煩雑な手続きの際に、
Kさんと信頼関係で繋がっている人脈に大いに助けられたことは、言うまでもありません。
リアリティさんは、無理に方向を決めなくてもよく、自分を信じることで道が開けるのです。
これは、自然界の法則に従った解決方法です。
参考になさってください。