こんにちは! 篠田法正です。 今年の干支は、甲辰。 甲は、固い殻を破って新しい芽が出ようとする様子。 古い体制がほころびて、壊れていく過程が始まるのでしょう。 今までの体制を変えようとする人が目につくはずです。 ただ、まだその新しい芽は弱々しく、あたりの寒さは厳しく、抵抗は強いようです。 辰という振動のエネルギーを受けて激しく動こうとするものの、 まだまだ飛び出すには早いのかもしれません。 そして、細かい理屈は省略しますが、 干支から読み解いた、今年の注目すべきテーマは、「政治」と「アメリカ」になるようです。 そして昨今の裏金問題の動きを見ていると、日本の政治の未熟さがあからさまですね。 もう、今の政治家には任せておけない、と思う人も増えているのではないでしょうか。 今こそ、私たち国民一人ひとりが 明確なミッション(自分軸)をもち、 日本のあるべき姿とこれからのビジョンを描き、 一歩ずつ進んでいくことが必要なのでしょう。 潰したいのなら、もっともっと大きくしてあげること ****** 故高尾義政先生は、東洋の帝王学でもある算命学を極め、日本に普及させた賢人です。 存命中、彼のところには、政界財界の様々な方々が行列を作って相談に来られたそうです。 あるとき、大物政治家で派閥の長が、高尾先生を尋ねてきました。 「ここだけの話ですが、あの***派を潰したいのです。どうしたらいいでしょうか?」 賢人曰く、 「ああ、あんなに強く大きな派閥を潰そうなんて考えない方がよろしい] 「え、やっぱり無理ですか? なんとかしたいのです」 「では、その派閥を引き立てて、協力して、もっともっと大きくしてあげることです」 「???」 「そうすれば、そのうち、内部分裂して壊れていきますから」 ***** いかがでしょう、この発想、お分かりになりますか? これは、東洋自然哲学の原則、陰陽論です。 世の中には陽と陰があり、互いにバランスをとっているからこそ、物事は存在できている。 そして、陽が極まれば陰に転ずる。 一方にふれすぎると、必ず、揺り戻しでもう一方が大きくなる。 強く大きな組織は、その陽のエネルギーが大きくなればなるほど、 陰のエネルギーが吹き出し、バランスを取ろうとする。 すなわち瓦解していく方向に動くのです。 何事も行き過ぎは禁物。 この原則を知っていると、世の中で時々起こる、 「あんなにすごかったのに、どうしてこんなことに!」というような出来事も理解できるようになります。 組織を率いるリーダーや経営者は、 一方的に強く大きく早く成長するのではなく、 バランスを保ちながら『安泰成長』を目指すことが求められるのです。 今年もよろしくお願いいたします。 ※篠田法正の情報はメルマガを中心に発信しています。 メルマガは大変多くの方に購読いただいており、「メールが来るのが楽しみ!」「とても役に立つ!」ととても好評です!! 算命学やメンタリングなど、自然界の法則で自分らしく輝いて幸せにビジネスや人生を創造するためのヒントになるようなメールをお届けしていきます。 メルマガのみでご案内するものもありますので、ぜひメルマガ登録しておいてください。 もちろん無料で、いつでも解除できます。 篠田法正公式メルマガ「博士の応援メール」はこちら↓から 博士の応援メールを登録する Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it この記事のタイトルとURLをコピーする 擾乱(じょうらん)の年 前の記事 簡単、愉快に本来の自分に気づく方法 次の記事