こんにちは!篠田法正です。

先日、4冊目の本を出版しました。

東洋の知恵に学ぶ「求心力経営」

 

その本の中でも書いたのですが、

「求心力」というと、普通は、
人を惹きつける「魅力」のことだと
勘違いしてしまいますよね。

 

「求心力」とは、
まわりの人を惹きつける引力だけでなく、

かつ、その引力のもとで
各人の能力を存分に発揮させる力、

つまり、『回す力』のことです。

 

ここで思い出すのは、
劉備玄徳という東洋の “リーダー” です。

 

劉備玄徳は、
今から1800年ほど前の中国の物語、
「三国志演義」の主人公です。

幼くして父を亡くし、
貧乏な家に育った劉備は、
戦乱の世を生き抜き、
最後は蜀漢の皇帝となりました。

 

経営者やリーダーの方で、
三国志がお好きな方も
多いのではないでしょうか?

 

劉備は、
とくに頭がよかった
わけでもなければ、
武芸に秀でていたわけではありません。

人を惹きつけて活躍させる
『求心力』が
あったことが、彼の特徴です。

 

彼は、漢王国の復興という『軸』を立て、
ブレることはありませんでした。

そこに関羽や張飛といった
傑物たちが集まってきて、
それぞれに力を発揮させたのです。

 

自分に知力がないとわかっていたために、
あの諸葛孔明という軍師も招きました。

そうそう、
私と同じ名前の「法正」という軍師もいました!

 

他にも、有名ではないけれど、
多種多様な人々がやってきて、
それぞれ『自分の才能』を発揮していきました。

 

そして、
集まってきた人の『才能』を見極めるため、
『人物鑑定』をする専門家も任用されていたようです。

 

戦う人、守る人、考える人、伝える人、
さまざまな人を惹きつけ、

それぞれを『適材適所』に配置し、
存分に力を発揮してもらって成功していく。

こういった彼のあり方が、
まさに『求心力』を発揮した
「東洋史観的」リーダーシップなのです。

 

では、なぜ、
知力も武力もたいしたことのない劉備玄徳は、

高い『求心力』を
身につけていたのでしょうか?

 

それは、彼が「東洋史観」などで説かれる、
『自然界の法則』に従う生き方
したからだと考えられるのです。

 

この『自然界の法則』を理解して実践すれば、
誰でも『求心力』を高めることができます

特に何か “突出した能力” を
持っていなかったとしても、です。

 

さて、

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