こんにちは、篠田法正です。

 

経営コンサルティングのクライアントや、

起業準備中の方からよく相談されるのが、「差別化」です。

 

自分の商品やサービスが他の競合他社とどのように違うのか、

何が特徴なのか、それを明確にすることを差別化と言います。

 

この差別化がうまくいくと、お客様から選ばれる存在になります。

 

戦いモードでは良いアイデアは出ない

私もコンサルタントになりたての頃は、この差別化というものを意識して、

競合他社をいろいろ調べ、

どこが違うのか、どうやって違いを出せばいいのか、一所懸命考えました。

 

そして、クライアントと一緒にワークをやって、

「他社との差別化ポイントを挙げていきましょう」などとやっていました。

 

でも、ある時、気づいたのです。

このワークをやっている時の皆さんの表情が、あまり楽しそうではないのです。

そして、多くの場合、出てくるアイデアも、ありきたりのものばかりです。

 

おそらく、自社と他社とどう違うかを考えているときの脳の状態が、

「戦いモード」になっているためではないでしょうか。

 

参加者の頭の中には、ライバルの姿が浮かんでいて、お客様はどこにもいないのです。

 

 

今は、ほとんど差別化ワークをやりません。

もちろん、全然やらないのわけではありませんが、

競合他社を調べて、そことの違いを出すのは、少なくとも後回しにします。

 

最初にはやりません。

 

幸せモードが生み出すアイデア

かわりに、まず、

自分は何のために、
誰をどのように幸せにしたいのか

という自分軸を明確にします。

 

そして、その上で、

 

その理想のお客様をさらに喜ばせるにはどうするか、

もっともっと感動させるにはどうするか、

 

そのことを考えてもらうワークをします。

 

なにしろ、ワークをやっている時の顔が、とても楽しそうです。

幸せそうなのです。

 

そして、「幸せモード」になっている脳が生み出すアイデアは、

とてもいいものがたくさん出てきます。

 

価値を最大に高めようとすれば、勝手に違うものになる

そもそも、自分軸そのものが、

心の底にある自分のやるべきこと(人生ミッションなので、

そのことを他人と比べる必要がないのです。

 

独自のミッションに基づいて、

自分がお役に立ちたいと思う人をどのように喜ばせるかを、

自分らしく考えていくのです。

 

つまり、

独自のミッションを自分らしく遂行し、

価値を最大に高めようとすればするほど、

勝手に他社とは違うものになっていくはずなのです。

 

 

何のために事業をやるのか、

誰を喜ばせたいのか、

 

それを突き詰めることができれば、

あなたは、次第にこう考えるようになります。

 

「私は、〇〇という理由があるので、

誰よりもあなたのことをよく知っていて、

あなたのことを最高に喜ばせようとしています。

 

ほかのお店に行くくらいなら、

私のところに来た方が絶対にあなたのためにいいはずですよ」

 

あなたがもし、心からそう思えるようになったとしたら、

あなたの事業の取り組み姿勢は変わります。

 

セールスレターの書き方も変わり、

「いらっしゃいませ」の声も変わり、表情も変わり、

サービスも質も変わり、一つ一つの所作や姿勢も変わるはずです。

 

そうすると自然にお客様はあなたに感謝し

売上はおのずと上がっていくと思いませんか?

 

 

 

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