こんにちは!篠田法正です。
「自分の人生には、どんな意味があるのだろう」
という疑問を持ったのは、現代に生きる私たちだけではなかったはずです。
人類がこの世に現れ、他人との関わりの中で生きるようになった、はるか昔から、
多くの人が悩んできたことでもあるのです。
スマホもパソコンもインターネットもなく、
心理学や脳科学や量子力学もなかった時代の先人たちは、どのように考えたのでしょう?
東洋には、昔から、こんな考え方があります。
「人間も、自然の一部に過ぎない」
自然を開拓し、高度に文明を発達させてきた私たちは、
ついつい、人間だけが特別な存在であるかのように錯覚してしまいがちですが、
確かに、人間は宇宙や自然の一部なのです。
現に、あなたの身体は、炭素、酸素、窒素、水素などの「元素」で構成されていますが、
それらはすべて、もとをたどれば、自然界にあった「元素」が、
植物や動物となり、食べ物となってやってきたものばかりです。
(あっ、ちょっと理系っぽい話を入れてしまいましたね。笑)
今から4千年も前に、東洋の人たちは、まさにこの『人間も自然の一部』という考えにしたがって、
人間を知りたければ、自然の中に答えがあるはずと考えました。
そして、自然を丁寧に観察し、記録し、考察していったのです。
例えば、一日には昼と夜があり、一年で春夏秋冬の季節が繰り返されます。
春には湿った東風、秋には乾いた西風、夏には暑い南風、冬には冷たい北風が吹きます。
種は芽を出し、大地に根を張りながら、太陽に向かって生長していきます。
花を咲かせ、実をつけ、種はまた次の芽を出します。
木が燃えて炎が大きくなり、炎は水によって消され、水は木に吸収されます。
夜空の星は、毎日少しずつ位置を変え、それぞれに違う周期で元の位置に戻ります。
星を観察するのは、数十年にもわたる気の長い作業です。
そのうちに人々は、世の中のものが必ず「バランス」が取れていること、
変化が「周期的」であることなど、様々な自然界の法則に気づき、
それらが、人間にも当てはまるはずと考えたのです。
そして、仮説を立てて検証し、時に霊感や直感も使いながら、
長い時間と多くの人手をかけて体系化された学問が、「算命学」です。
理系科学者として、自然界の現象に向き合ってきた私は、ただただ、畏敬の念を禁じ得ないのです。
またお会いしましょう!