ストレートさんが「いい状態」の時は・・・、
周りに流されずに行動し、自らの主張を貫くことができます。
自分自身にも妥協を許さず、最後までコツコツと物事を成し遂げられます。
プロジェクトの責任者などに向いています。
途中で諦めるのを嫌い、最後までやり切ろうとするため、
あらゆる困難を乗り越えて目標を達成しようと努力するのです。
一方、このストレートさん、
育った環境や周りの人間関係によって、苦渋を抱えることがあります。
まず、人からは、融通が利かない頑固者に見られます。
本人はマイペースでやっているのですが、
スピード感を大切にする人からは、ゆっくりしているように見られてしまい、
イライラされ、振り回されることもあります。
また、過去の失敗や痛みの経験を引きずりやすく、
「どうせ自分なんて」という自己肯定感の低さにつながることがあります。
そして、他人との比較や強い劣等感から、自分を信じることが難しくなり、
時には、それを隠すため、頑なな態度を取るようになっていきます。
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商社の営業部で働く元子さん(仮名)、ニックネームはがんちゃん。
決めたことに対して、コツコツ丁寧に仕事をするストレートさんです。
一方、上司は、朝令暮改で指示をコロコロ変え、
成績を上げるためには手段を選ぶなというタイプです。
「仕事が遅い、臨機応変に動け」と毎日のように怒られていたがんちゃん。
黙って耐えていましたが、とうとう、会社を辞めてしまいました。
皮肉なことに、その直後です。
がんちゃんが地道に消費者の反応を見ながら、じっくり取り組んできた広告が大当たり。
注文が殺到したのです。
皆が、がんちゃんの退職を悔やんだそうです。
一方、がんちゃんは、耕作放棄地の畑を借りて、完全無農薬の野菜作りを始めました。
農家さんに教えてもらい、必要な知識を学び、
誰にも邪魔されず、自力でコツコツ農作業を続けていくことができ、
明らかに幸せそうに働いています。
がんちゃんの将来の夢は、キッズファーム。
野菜嫌いの子供が、自分で作った野菜を美味しそうに食べるシーンを思い浮かべているそうです。
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さて、ストレートさんの悩みの解決法は、
「自分の世界で生きる」です。
そのために、一人の時間(孤独の時間)をつくるようにすることです。
・人と仲良くするけど、自分の芯は曲げない
・感情で生きないこと、柔和に淡々と生きる
・付き合う人には、自分の世界観、領域を伝えておく
・自然や芸術にふれ、感性を高める
・小さくてもいいので夢や目標をつくる
・子供や家族など、守るものを持つと良い
・必要な知識を求める
城壁を強固にして、その中で樹木が淡々と成長するイメージです。
これは自然界の法則から導かれた解決法です。
参考になさってください。