こんにちは、篠田法正です。

シリーズで、運気を強める方法についてお伝えしております。
(前回はこちら

 

運気が強いという状態は4種類でした。

①たまたまのチャンスに恵まれる(突発的チャンス)
②求めているものと偶然の一致が起こる(シンクロニシティ)
③直観がひらめき、予感が当たる(インスピレーション)
④一見無関係な出来事の意味がつながる(コンステレーション)

 

今日は、4つ目。

一見無関係な出来事の意味のつながり、「コンステレーション」について考えてみましょう。

 

④コンステレーション

コンステレーションとは、元々、星座を意味しますが、

ユング心理学では、布置とか配置と呼ばれています。

 

無関係に、偶然に配置されているとしか思えない数々の出来事が、

繋ぎ合わせて見てみたときに、

思いがけず、全体的な意味のあるひとつの世界として立ち現れてくることです。

 

星座は、一見無関係で偶然な星の配置から、

人の姿などを見つけ出し、星座としての意味を考えたものですね。

 

 

例えば、こんな1日があったとします。

 

・朝、見ていたテレビで、世界的食糧危機の問題について語られていたことが心に残る。

・通勤電車の中吊り広告でSDGsの本の広告が目に飛び込む。

・ゴミ集積所でカラスに荒らされて散らかった食べ残しの弁当のゴミが気になる。

・会社に行くと、人事部から「早期退職制度の説明会」の案内メールが届く。

・その夜、久しぶりに飲んだ学生時代の友人が、「コンポストによる生ごみの削減と食の循環」というソーシャルビジネスを立ち上げると、意気揚々と語った。

 

ふと、今日のさまざまな出来事が結びつき、

その友人の言葉が何かの「導き」のように思えてきて、

「あ、そういう意味だったのか! 独立起業しろってことか!」と氣づく。

 

これがコンステレーションです。

 

気づくというと、前回の感性・インスピレーションと似ていますが、

単に感性でなんとなく気づくだけでなく、

意味を読み解くという知的な行動であるという点で異なります。

「金」と「水」の関係性でコンステレーションを積極的に起こす

知性が必要なので、コンステレーションの運気は、

五行論では「水」に当てはめられるでしょう。

 

水は、鉱脈の岩の間から染み出してくるので、

「水」の運気を強めるのは、「金」のエネルギーです。

 

夜空の、数えきれない星の中から、意味のあるつながり、形を見つけていったのが星座です。

もしも星の数が極端に少なかったら、星座に氣づくことはなかったはずです。

 

一連の出来事の意味を、「ああ、そういうことか」と気づくためには、

そもそも出来事の数、データの数が必要です。

 

コンステレーションを積極的に起こそうとすれば、

「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」とばかりに、あまり考えずに行動すると良いのです。

 

そして、とにかく動くという攻撃本能は、

アドレナリンを生み出し、脳を刺激し、知的活動を活性化することにもなります。

 

うまくいかないなあと落ち込んで、

家でじっと閉じこもっているようでは、何も気づくことはできないのです。

 

 

ただし、注意してください。

 

考えずに行動するというのは、「やり方、効率を考えずに」ということです。

何のためにという「目的」は忘れないでください。

 

食材を切るという目的があって使う包丁(金)は役に立ちますが、

目的もなく包丁を振り回すと、人を傷つけることになりますね。

 

 

算命学では、「運命は動きの中にあり」とも言います。

 

さあ、外へ出て、人に会いましょう。

運気は高まっていくはずです。

 

 

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