著者は、30年のカウンセリング経験をもつ、

算命学カウンセラーの峯汀夏さん。

 

作家志望の夫に代わって家族を養うために、

結婚後に起業、会社を経営しながら2人の息子を育てられたようです。

 

九星学、開運行動学、方位学、家相学、風水学、姓名学、手相学など、

あらゆる占術を学んだ後に、たどり着いたのが算命学。

 

自分はどういう人間で、

どのような環境のなかで生きれば自分らしく輝けるかということを

解き明かしてくれるのが算命学という著者の視点に、おおいに共感します。

 

 

さて、本の内容ですが、

人間の10年間ずつ変わっていく運(大運)を中心に解説しています。

 

人生を四季にたとえ、大きな運氣の流れをつかむことで幸運を引き寄せるという趣旨です。

 

他の占いの本が、十大主星や十二大従星などの陽占を中心にしているのに対し、

陰占の大運をとらえていることが特徴です。

(陰占は、本人も意識できない現実の動きをみます。)

 

大運はよく当たるといわれ、

特に大運天中殺は見逃してはならないポイントとされていますが、

算出がやや複雑なので、これまであまり解説する本がなかったので、その意味で貴重な本です。

 

大運天中殺のかけあがりの法則などは解説されていないのですが、十分な内容だと思います。

中級以上の方におススメです。

関連記事

  • 関連記事
TOP